Q28)地鎮式について

A28)
 以前に建築行為に関わる儀式について回答しました。今回はその中「地鎮式(祭)」について回答します。
 新築工事がスタートする際に、はじめに敷地で行う事が「地鎮式(祭)」です。
 そして必ず施主さんから「何をすれば良いの?何を準備すれば良いの?」と言う質問を受けます。
 私の事務所で携わった住宅で、一番多かった地鎮式の例をあげてみます。

○施主さんが準備する物
1)

2キロ
2) 3合以上、コップ
3) ウチャヌク(餅) 1組
4) 海の幸 鰹節(男節・女節)、昆布1束、スルメ3〜5枚
5) 野菜

5種類以上

6) 果物 3種類以上
7) 1袋
8)

コップ1杯
9) 直会 飲物、オードブル
10)

お礼

3万円
備考

3)についてはかわりにお菓子でもいいです。

5)大根1本、キャベツ1個、きゅうり2本、人参2本、さやまめ1袋
6)みかん2〜3個、りんご2〜3個、バナナ1房
10)初穂料又は玉串料と言います。目安なので、それとなく事前に聞いてみるといいですねです。

以上が施主さんが準備するものです。その他は請負業者が準備します。
 詳しい方はもうお分かりかと思いますが、上記は神式の地鎮式です。仏式や他の形式の場合は異なりますので、その都度御確認ください。
 
 また、都合により9)直会を省略する場合もあります。直会は神様に祀った物のを神様よりお裾分けして頂くと言った意味合いがあるそうです。

 これを参考に、住宅新築工事の第1歩を進めてみて下さい。

<2004年2月に執筆>