Q19)換気と電気代の関係
A19)
沖縄も5月に入り早々に梅雨入りしました。湿気の多い日々が続きます。洗濯物も乾かない、部屋はジメジメして来るし、、、。部屋で洗濯物を干す人もいるでしょう。私の家も今の時期そうです。外の湿気、内干しした時の洗濯物からの湿気などなど、湿気が凄いことに気付きます。エアコンや除湿器は欠かせない感じさえします。梅雨に限らず、沖縄に限らず、家の中には湿気を発生する場所が実に多いのです。
・台所(炊事をした時にでる水蒸気など)
・お風呂、シャワー
・人(呼吸、発汗など)
・観葉植物
・トイレ
などなど。水のあるところそこが、湿気の発生場所と言えます。
最近事務所のエアコンが壊れたので奮発してエアコンを購入しました。売り場に行くと各機種消費電力及び電気料金が表示されていて、エアコン選びの良い目安になり助かります。暑さや湿気を凌ぐには欠かせない電化製品です。この他、室内から湿気を追い出す電化製品に換気扇があります。必ず各家庭に設置されています、トイレ、浴室、台所などに。
ところで、この換気扇の消費電力に対する電気料金って知ってますか?風呂場やトイレに通常設置されている換気扇は、消費電力5W程と言われていて、これに対する電気代は1日当たり1円前後(目安単価23〜26円/kwhとして)とのことです。1年中回しっぱなしでも、、、、、。
風呂上がり風呂場の湿気を追い出すためには、大きさにもよりますが2〜3時間換気扇を回す必要があると言われています。風呂上がり、省エネと言って直ぐ消していませんか?
室内に隠った湿気が建物に与える悪影響としては、カビの発生、結露の誘発があり、それに伴い建物の材料の痛みが早くなったりします。材料の取り替えサイクルが早くなる事は、省エネに全くなりません!表面に付いたカビや、結露は拭けばいいのですが、下地など目の届かない所のカビや結露は厄介です。切り傷は直ぐ分るけれども、体の中の病気は直ぐには分らない、症状が出てからしか分らないのと同じです。加えて、換気扇を回すなどして、室内の空気を追い出し、外の空気と入れ替えることは建物だけでなく、人にも良いことです。
換気扇の消費電力に対する電気料金も分かったことですし、換気扇を積極的に回すのはいかがでしょう?換気扇を回す時のポイント!これは当たり前のことですが、結構忘れられているので記述しておきます。
『空気の流れを作るために、入口と出口を確保すること!』
です。出口は換気扇です。例えば風呂場を閉め切って換気扇を回しても風呂場の空気(湿気)は外に出て行きません。給気口が必要です。通常設置してある換気扇では、この点を注意して下さい。
湿気の多い梅雨、湿度の高い沖縄、除湿器、エアコンそして換気扇をうまく使って、湿気から解放された快適室内環境で過ごしましょう!
<2003年5月に執筆>
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